プロが教える!おすすめしない外構設備5選!
はじめに
新築やリフォームを考える際、家の外構デザインをどうするかは重要なポイントです。素敵な外観を夢見ながら進める一方で、実際に生活を始めた後「こうしておけばよかった!」と思うケースも少なくありません。今回は、外構工事でありがちな失敗と、実際におすすめしない設備について詳しく解説します。
1.天然木のウッドデッキやフェンス
天然木材を使用したウッドデッキやフェンスは、自然な温かみと高級感が魅力です。しかし、日常的な使用を考えると、想像以上にメンテナンスが必要です。例えば、雨や紫外線による劣化を防ぐためには、定期的な防腐剤や塗料の塗布が不可欠です。また、湿気が多い環境ではカビや虫害のリスクも高まります。
長期的に考えると、人工木材やメンテナンスフリー素材を採用することで手間を軽減できます。フェンスなら木目調のアルミ素材のものやウッドデッキは人工木でも色合いが天然木に似ているので検討してみるとよいでしょう。

天然木を選ぶときは種類に注意!
2.滑りやすい素材の床
玄関アプローチやテラスに滑りやすいタイルや石材を使用すると、特に雨の日や冬場には危険が伴います。おしゃれなデザインに惹かれがちですが、安全性を優先することが重要です。滑りにくい舗装材や、テクスチャ加工が施された素材を選ぶことで、家族や来客が安心して利用できます。
代替え案として、滑りにくいコンクリート舗装材や滑り止め機能があるタイルを使用すると転倒する危険性は減るでしょう。費用を抑えたい方はコンクリートを刷毛引き仕上にすると滑りやすさが減少しますよ。

3.過度な植栽
庭やエントランスに緑を取り入れることは空間を豊かにしてくれますが、植栽を増やしすぎると手入れが大変になります。樹木や植栽が成長するスペースを確保し、管理の手間が少ない種類を選ぶことが大切です。特に忙しい家庭では、放置しても美しい状態を保てる低メンテナンスの植栽を検討しましょう。
おすすめ植栽:1年中緑になっている常緑樹やローメンテナンスのグランドカバー
注意点:植栽の配置と成長を見越した計画が重要

4.小型サイクルポート
限られた予算やスペースの中で、自転車置き場を設置する際に小型のサイクルポートを選ぶケースがあります。しかし、こうした小型タイプは雨風を完全に防ぎきれない場合が多く、結果的に自転車の劣化を招きます。必要な台数や利用頻度に応じて、十分な大きさを確保することが必要です。
代替案:カーポートを兼用する大型ポート
ポイント:自転車以外の利用方法(簡易的な物置)も視野に入れる


5.デザインに配慮していない立水栓
立水栓は実用性を優先する設備のひとつですが、デザイン性が不足すると外構全体の印象を損なうことがあります。せっかくなら見た目にもこだわり、庭の雰囲気に合うおしゃれな立水栓を選びたいものです。最近では低コストでカラフルなデザインや機能性を兼ね備えたものも増えています。
おすすめ商品:テラコッタ素材やモダンデザインの立水栓
注意点:使いやすさを損なわない範囲で選ぶ
まとめ
外構工事は、住まいをより快適で魅力的にするための大切なプロジェクトです。デザインや機能性のバランスをしっかりと考え、長期的な視点で選択することが後悔を避ける鍵となります。今回ご紹介した注意点を参考に、自分たちの暮らしに本当に必要なものを見極めてください。
もしこの記事を読んで新しい疑問が浮かんだら、ぜひコメント欄でシェアしてください!皆さんの外構工事が成功することを心から願っています。
永和